分子情報認識工学講座

ようこそ! ここは、山口大学 名誉教授 浜本 義彦のサイトです。


■本サイトの目的

 AIの基礎理論として約60年もの実績のある統計的パターン認識は、今日では標準理論となって、不動の位置を占めている。しかし、理論の実際の適用においては一番大事なこと、例えばサンプルの収集法やサンプルからのデータ獲得法等が、ほとんどの教科書では書かれておらず、他の統計学やデータ解析と同様に、誤った理解に基づく誤用が多々見られる。これは、実務経験が必要なデータの解析において、それを軽視してただ机上の理論重視に偏る姿勢に起因する。
 そこで本サイトにおいて、パターン認識とは何か、統計的パターン認識の本質やその適用の仕方を正しく伝えることを目的に、山口大学工学部でR5年3月15日に開催された最終講義、更に医学部でR5年4月11日に開催された個別化医療の実現に向けた特別講演を紹介することにした。また詳細については関連論文の業績リストも用意した。本サイトが、実務経験のない研究者や技術者の一助になれば存外の幸せである。

■略歴

 1983年 3月 山口大学大学院工学研究科(修士課程) 修了
 1983年 4月 日本電気(株)入社 文字認識装置の認識方式開発に従事
 1986年12月 日本電気(株)退職
 1987年 1月 山口大学工学部電子工学科 助手, 同講師、助教授を経て
 1998年 4月 山口大学工学部知能情報システム工学科 教授
 2006年 4月 山口大学大学院医学系研究科応用分子生命科学専攻 教授 
 2016年 4月 山口大学大学院創成科学研究科 教授
 2023年 3月 山口大学 定年退職
 2023年 4月 名誉教授

 1992年 2月 博士(工学),東京工業大学
 2019年度 土木学会 土木情報学論文賞

■所属学会

 日本癌学会

■最終講義

 「統計的パターン認識とともに‐基礎と医学問題への応用−」

■特別講演

 「離散Bayes識別則による標的マーカー探索と患者層別化−個別化医療の一例として治験への適用−」

■業績リスト

  • 2002年から2023年の間に Scopus 上に記載されている医学系論文)
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